先日、楳図かずおさんが亡くなりました。
それで、かなり落ち込んでいます。自分でも意外なのですが。
何年か前まで吉祥寺の楳図邸の近くにアトリエと教室を兼ねた部屋を借りていました。(アトリエの近くから楳図邸の裏側が見えることもその部屋を決めた理由でした!)近所なのでお見掛けしたり、数える程ですがお話させていただいたこともありました。
そもそも私は小さなころからマンガ家になりたかったわけだし、元々何十年来の楳図マンガファン?だったし(絵が好きだったかというとそれはまたちょっと違うような気もするけど)
何より自分の父と誕生日が一日違いであることを知ってからは、ますます親近感が湧いてしまいました。おしゃれでかわいい雰囲気が、どこか父と似ていたのかもしれません。
日に日に歩幅が短くなり、井之頭通りの横断歩道の信号が渡り切れなくなりそうになってきた楳図先生を、身体を張って?(笑)無事に向こう側までお送りするようなことも、「勝手に」やっていました(吉祥寺駅方面に行くときによく渡る信号が同じで一緒になることがわりにあったので)。私の中では、父と重なる大好きなあこがれのおじいちゃん?だったのかもしれません。
今日は父の4回めの命日でもあります。
長く生きるということは、たくさんお別れもしていかなくちゃいけないんだな、という当たり前のことが身に沁みて感じる年頃になってきました。
そういうもんだ、と受け入れて何事もなかったかのように生き抜いている年長者の方々を、本当に偉いなぁ強いなぁといつも尊敬している、まだまだ修行の足りない私でございます。
ちなみに楳図作品で一番好きな作品は「アゲイン」。怖くないやつです。有名なまことちゃんはここで主人公の孫として初登場しています。
昔は持ってたはずなんだけどなぁ。また読んでみたくなりました。
0コメント